ドラッカーは言います。

「組織は優秀な人材を手に入れるから成果を上げるのではない。組織は文化と風土によって自己啓発を動機づけるから優秀な人を育てる。」
「メンバーが自ら成果をあげるべく、目的意識をもって、焦点を絞り、自己訓練に努めるからこそこういう風土が生まれる。」

リーダーは優秀な人材を待望するのではなく、メンバーが自ら学び、教え合い高め合う、学習する組織を創ることが強い組織を実現するポイントになります。

メンバーの持つ強みを活かし、卓越させ、弱みはチームで補う。組織がドラッカーの言う最強の組織です。

組織の究極の目的とは、「凡人をして非凡な働きをなさしめること」
これこそが組織の存在理由なのです。

論語において、孔子は言います。自ら学ぶ気を持たないものには、いくら優れた先生でも何も教えることはできない。

そしてドラッカーも同じことを言うのです。学びの本質は自己啓発、すなわち自ら学ぶことであると。

現代社会は知識社会です。知識社会では最先端の知識もあっというまに陳腐化します。昨日までの情報も、アップデートして学びつづけることなしには、あっという間に訳立たずになってしまうのです。

この知識社会では、メンバーは継続学習を旨としなければなりません。
すなわち、学び、教えあい、高め合う組織のみが唯一市場の中で優位性を保つことができるのです。

リーダーは組織の中に、継続学習・自己啓発の文化・風土を実現しなければなりません。

私は一番手軽な方法として、読書会・社内勉強会の開催をお薦めしております。

月に一度、テーマとなる書籍を決めて、社内でその書籍を読み、感じたこと、仕事に活かせることを話し合う読書会。

そしてメンバーの仕事における成功体験をシェアして、チーム全体で反復可能とする社内勉強会。

ドラッカーは言います。教えるものが最も育つ。教え合う風土を創りなさいと。

社内勉強会では、成功したメンバーが自己の成功を分析し、メンバーが同じように成功できるように指導するのです。教える立場になった者は大きな誇り、やりがいも手にすることができます。
組織の動機づけ、成功体験の浸透という点においても社内勉強会は大きな効果を発揮するのです。

読書会では、リーダーシップ、マーティング、イノベーション、マネジメント等主要な経営課題を含む良書を皆で読みあい、自己の仕事にあてはめながら、経営への理解を深め、また組織のベクトルも合わせるという効果があります。

是非、この知識社会に、学習する組織を実現して、卓越されてください。

ドラッカーは言います。

組織の強みの根源はそのビジネスに関する独自の知恵、知識、ノウハウである。それを絶えず磨き続けよ。

組織の優劣は、学んでいるかいないかで決まる。

今こそ、学習する組織を実現する時です。

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