今回は、ドラッカーと松下幸之助から成功する経営者の条件を探ります。
 
■ドラッカーの求めた真摯さ

ドラッカーは、リーダーは「真摯で」なくてはならないと言います。(マネジメント)

真摯さ(integrity) とは、人間として誠実さとか、真剣であると言う意味です。

ドラッカーは、リーダーの持つ人間的な誠実さ、倫理観を非常に重視しました。
 
■素直な心を最重視した松下幸之助

これに対して、松下幸之助は、リーダーは成功するためには、「素直」でなくてはならないと言います。

素直さについて、松下幸之助はこう語ってします。

「素直な心とは、私心の無い心、囚われの無い心、すなわち鏡の心である。この心は一番強いものなのである。

経営判断は、曇りのない心、偏りのない心で判断するからこそ、正しい意思決定ができるのである。」
 
ドラッカーの真摯さ、松下幸之助の素直さ、この2人から言えることは、経営成功の前に、経営者としての心のあり方、人間の在り方を求めたということなのです。

人間としての正しいあり方こそが、経営の成功の絶対条件だと考えたのです。

ドラッカー・経営セミナーでは、ドラッカーと松下幸之助の語る、成功する経営者の条件を解説しています。