
私の使命はドラッカーの提唱する人間中心のマネジメントを通じて、経営支援を行い、人が幸せになる経営の実践によって経済を良くして、二度と戦争のない平和な日本社会を永続することに貢献することです。
弊社の、ドラッカーの経営セミナー・マネジメントのセミナーも実は根本の理念として、ドラッカーのマネジメントの本質を知って頂く事で、本当に人が活かされる組織社会を実現し、人類社会の平和を実現するという高い理想を掲げて行っています。
今日は、そのドラッカーのマネジメントの理念について解説します。
この記事でまとめたこと
■現代社会は戦争に向かい始めている。
近年、世界は孤立化、ファシズム化していると言われます。
多くの国において自国の利益だけを声高に叫ぶ政治リーダーや、他国を排他する思想をもち、政治的な深く思索にかける大衆迎合型のポピュリストが台頭しています。
この状況を私は非常に警戒しています。
またファシズムの復活によって、戦前のような悲惨な時代に逆行しないかといった点においてです。
■「カリスマリーダーに警戒せよ!」と言ったドラッカー
ドラッカーは、カリスマリーダーを嫌いました。
ヒトラー・毛沢東・ムッソリーニ・ポルポト・カリスマ程歴史に害を及ぼすものはいないとして、経営・政治におけるカリスマリーダーの存在を非常に警戒しています。
カリスマが現れると、大衆の思考は麻痺し、カリスマに権力を集中させ、組織の未来を託すようになります。
そして権力の集中は必ず特定の思想の台頭と、半カリスマへの抑圧を生み、結果として人権上非常に問題のある国家、組織が実現することになるのです。
カリスマは、世の中が不安定な時に現れます。
現代の混迷した世界情勢の中でも多くのカリスマが洗われ、人々を求心しています。
カリスマが現れる時は、戦争の起きる時、思想や経済に名を借りた大虐殺がおきる時なのです。
■戦争は二度と起こしてはならない。戦争を防ぐ手段はあるのか?その答えはドラッカーのマネジメントにあった。
ユダヤ系をルーツとして、二度の世界大戦やホロコーストを見たドラッカーの得た結論は、戦争は決して起こしてはならない。ということでした。
「マネジメントとは人のことである。」(ドラッカー)
この名言は、マネジメントとは人の尊厳のことである。
経営・組織において何より重要なのは、人の尊厳、人の命、人が活かされることであり、思想、経済、イデオロギーによって人が多く殺された世の中に対する深い悔恨からこの言葉は生まれました。
ドラッカーはマネジメントという経営体系を発明し、マネジメントの基本理念こそは人が社会・組織の中で、人として生かされることです。
ドラッカーがマネジメントを提唱した、究極の目的は、戦前のファシズム時代へ対する抵抗・対抗手段としての側面があります。
経済・イデオロギー・政治的なものよりも、なによりも人の幸せが経営の中心になくてはならないというのが、マネジメントの本質なのです。
それでは、カリスマリーダーが大罪を為す、戦争を防ぐ手段はあるのでしょうか?
ここに、20世紀最大の知恵者と呼ばれたドラッカーのたどりついた一つの結論があります。
■戦争の原因は、経済の破綻。経済がよくなれば戦争を防ぐ事ができる。
現在世界中で戦争の起きている国を考えてみてください。 中東・アフリカ等がありますよね。
日本と中国・日本と韓国も決して思想上は仲がいいとは言えませんが、明日戦争するかといったら、多くの国民がそれは嫌だというと思います。
戦争を起こす国、戦争がおきない国の違いは何か?
戦争のトリガーは何か? それは経済の破綻なのです。
思想・イデオロギーで対立することはあっても、今日しっかり食べるご飯があれば、未来に向けたしっかりした経済があれば、人は戦争を起こす必要がないのです。
■経済の担い手の最小単位は起業家である。
経済が悪くなる時とは、どういう時でしょう?
日本の経済が悪くなる時とは、日本の9割以上を占める中小企業の経営が悪くなる時です。
中小企業の経営が悪くなり、経済が破綻することは戦争にまでつながる重大事なのです。
ドラッカーはマネジメントという書籍を書き、この書籍にもとづいた経営をした多くの経営者が、成果を上げ、企業を躍進させました。
しかし、ドラッカーの真の目的は企業に儲からせる事にとどまりません。
■現代の起業家こそ、人類を戦争から守る最後の担い手である。
ドラッカーは経営リーダーを、現代の自由民主主義(資本主義ではないです)の最後の担い手だとみているのです。
企業の経営がよくなり、経済が支えられる事が二度と戦争のない、平和な自由民主主義社会の存続に不可欠な事だとみて、起業家の成果を深く追求したのです。
起業家は高い成果を上げなければなりません。
二度と戦争の無い世の中の土台を経済面から底支えするためにも、社会に高い価値を提供し、成果を上げねばならないのです。
■現代の起業家こそ、ドラッカーに学び、高い成果を上げ戦争を防ぐ事ができる。
現代の日本社会において、ドラッカーを学ぶ意義もまさにここにあります。
二度の世界大戦のような悲劇を起こさないためも、ファシズムの台頭を防ぐためにも、起業家としてより高い成果に挑戦し、豊かな自由民主主義社会を実現していきましょう。
ドラッカーのこの根底のスピリットを知って頂くならば、ドラッカーの言う、マネジメントとは人のことである。(=経営において最重要なのは人間である)
そして現代社会においてドラッカーを学び、経営に高い成果を上げる重要性を芯からご理解いただけると思います。
ドラッカーを共に学び、卓越する同士を心より募集しております。
グーグル・アップル・GE・セブンイレブン・ユニクロ・ソニー・松下等の世界のトップ企業が取り入れ、卓越した成果を上げたドラッカー経営を学ぶ事は、必ずあなたの経営に大きなインスピレーションと事業拡大・経営の飛躍に向けてのエネルギーを与えてくれるでしょう。
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■参考にしたいマネジメントの使命に関する名言
「マネジメントとは、人にかかわることである。その役割は、人が共同して成果をあげることを可能にし、強みを発揮させ、弱みを意味のないものにすることである。」
── ピーター・ドラッカー『マネジメント』
「組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。」
── ピーター・ドラッカー『経営者の条件』
「企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である。」
── ピーター・ドラッカー『現代の経営』
「事をなすは人にあり。」
── 山本五十六
なぜ、今の管理職研修だけでは組織は変わらないのか
ここまでお伝えしてきた考え方や実践法は、確かに組織を変える力を持っています。ただ、正直に申し上げると、個人の工夫や一度きりの研修だけでは長続きしないことも多いのです。担当者が代われば元に戻り、忙しくなればまた元のやり方に引き戻される。そんな会社を、私は数多く見てきました。
変化の遅い時代は、決められたことを回す「管理する管理職」でよかった。しかし今、求められているのは、経営者と視点を合わせ、一丸となって組織に変化を生み出すチェンジリーダーです。生産性、部下育成、理念の浸透——管理職が抱える課題の根本を解くヒントは、すべてドラッカーにあります。だからこそ、普通の管理職研修ではなく、ドラッカーを学ぶ研修が必要なのです。
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ブログ執筆者:ドラッカー専門の経営コンサルタント 村瀬弘介
中小企業向けに、難解なドラッカー理論を「そのまま実践できる仕組み」へと体系化した「村瀬式・ドラッカー 人を活かす経営7つの原則」を提唱。導入企業257社以上、受講者1,520名以上。全国の商工会議所・経営者団体などでのセミナー講師、上場企業・中堅企業での研修講師を年間200日以上務める。著書『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』(産業能率大学出版部)は7刷を重ねるロングセラー。「情熱的でドラッカー愛に溢れる講義は、まるでドラッカーのイタコだ」と支持する経営者が後を絶たない。



