
今回は管理職が学ぶべき、ドラッカーの名言とその実践について解説しましょう。
今回のドラッカー解説ブログ読めば、管理職のマネジメント能力を圧倒的に高めることができるでしょう。
この記事でまとめたこと
■管理職とは内部管理をするものではない。
私は、ドラッカーの考えで管理職を育成するのですが、その際にまず以下のような定義を行います。
それは「管理職とは、内部管理をするものではない!」ということです。
組織で管理職に昇格した際に、多くの人は間違った解釈をしてしまうのです。
その一つが、管理職という言葉に対する定義を誤って理解することなんです。
管理職といいますけど、ドラッカーの言う管理職とは、実際は内部管理をする人ではないんです。
ドラッカーの考えで、管理職の人材育成を間違わずに行っていきましょう。
それでは、管理職に関するドラッカーの名言から
■マネジメントとは管理することではない。顧客を創造することである。(マネジメント)
マネジメントすることは、一見管理することだと思われがちです。
しかし、ドラッカーのマネジメントを考える時には、実はこれは大きな間違いです。
それはなぜか。
まず第一に、人は管理するものではないんですね。
機械は管理するものです。しかし人は活かすべきものであって管理するものではないのです。
では、ドラッカーのマネジメントとはなにか。
それは、マネジメントの本質とは、事業機会を見出し、顧客を創造し、利益を生み出すことにあります。
■組織の中には、コストしかない。利益は市場にしかない。
組織の中にあるのは、コストだけだ、利益は会社の外にしかないとドラッカーは言います。
管理するといったときには、意識は組織の内部に向いています。
組織内部をどれだけ管理しても利益が生まれることはありません。
管理職の目はあくまで、市場、外部を向き、外部への機会追求にハングリーな姿勢を忘れてはいけません。
その点、管理職という言葉自体が、自分がで~んと会社の中に居座って部下を監視しているような、誤解を生む言葉です。
部下をいくら内部から監視しても利益があがることは一切ありません。
管理職の目はあくまで外部の顧客と市場機会に向くからこそ、利益に結び付くのです。
このことを忘れてはいけません。
■マネジメントとは市場に向けた顧客創造活動
マネジメントとは管理することではなく、外部への機会を追求し、顧客を創造することです。
そのため、私は、管理職という言い方はできるだけしないように、クライアントに伝えています。
管理職ではなく、機会追求職なんですよ!あなたたちは。 と講義させていただいております。
管理職は決して内部志向であってはいけない。それでは組織がつぶれてしまう。
常に市場と顧客に目をぎらぎらとさせて、事業機会をうかがっているのでが、村瀬式・ドラッカーの正しい姿勢です。
管理職とは、内部管理するものではなく、外部の市場へ向けた機会を追求するものなのです。
この定義を、強く心に刻んでくださいね。
管理職という言葉の定義を間違えると、単なる内部志向の組織となり、経営上何の成果もでない。
■管理職は、正しいマネジメントを学ぶ必要がある。
このように、経営が成果を上げるためには、「マネジメントの正しい考え」を理解する必要があるんです。
正しく理解しないで、組織のメンバーがばらばらに誤った会社をしていると、組織はまとまらず、また成果も生まれないということになります。
ドラッカーの考え方を、管理職全員が正しく理解するような人材育成に努めることで、組織のマネジメントはきっちりとなされます。
そして、管理職は正しい成果を出すことができる人間に成長するのです。
■参考にしたいマネジメントに関する名言
「マネジメントとは、事業に命を吹き込むダイナミックな存在である。そのリーダーシップなくして、生産のための資源は資源にとどまり、生産はなされない。」
── ピーター・ドラッカー『現代の経営』
「企業の内部にはコスト・センターがあるだけである。成果は企業の外部にしか存在しない。」
── ピーター・ドラッカー『創造する経営者』
「マネジメントの正統性の根拠は、人の強みを生産的なものにすることである。これこそ組織の目的である。」
── ピーター・ドラッカー『マネジメント』
「事業の目的は顧客の創造である。したがって企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。マーケティングとイノベーションである。」
── ピーター・ドラッカー『現代の経営』
なぜ、今の管理職研修だけでは組織は変わらないのか
ここまでお伝えしてきた考え方や実践法は、確かに組織を変える力を持っています。ただ、正直に申し上げると、個人の工夫や一度きりの研修だけでは長続きしないことも多いのです。担当者が代われば元に戻り、忙しくなればまた元のやり方に引き戻される。そんな会社を、私は数多く見てきました。
変化の遅い時代は、決められたことを回す「管理する管理職」でよかった。しかし今、求められているのは、経営者と視点を合わせ、一丸となって組織に変化を生み出すチェンジリーダーです。生産性、部下育成、理念の浸透——管理職が抱える課題の根本を解くヒントは、すべてドラッカーにあります。だからこそ、普通の管理職研修ではなく、ドラッカーを学ぶ研修が必要なのです。
難解なドラッカー理論を、中小企業がすぐ実践できる「仕組み」に
とはいえ、ドラッカーは難解です。言葉を抽象的に学ぶだけの研修やセミナーは「難しいだけ」で終わり、中小企業の現場では使えないことがほとんどです。
そこで村瀬弘介は、ドラッカーの理論を、中小企業がそのまま実践できる形に体系化しました。それが「村瀬式・ドラッカー7つの原則」です。導入企業は257社以上、土台となる書籍(産業能率大学出版部)は7刷のロングセラーになっています。
「分かる」だけでなく「腹落ちする」研修
知識を詰め込むだけの研修とは違います。受講した社長・管理職の方が、その場で自社の課題に置き換え、「明日、これをやろう」と動き出す。情熱と感動を伴い、心から腹落ちする——それが村瀬式の研修です。これまでの受講実績は1,520名以上。「社長の魂に火がつく」と言っていただくことも少なくありません。
管理職が育てば、組織そのものが変わっていく
一人の管理職が変われば、チームが変わります。チームが変われば、次世代の幹部が育ちます。そして組織全体が、自ら成果を生み出す集団へと変わっていく。管理職研修・社員教育は、その変化の連鎖の起点です。
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ブログ執筆者:ドラッカー専門の経営コンサルタント 村瀬弘介
中小企業向けに、難解なドラッカー理論を「そのまま実践できる仕組み」へと体系化した「村瀬式・ドラッカー 人を活かす経営7つの原則」を提唱。導入企業257社以上、受講者1,520名以上。全国の商工会議所・経営者団体などでのセミナー講師、上場企業・中堅企業での研修講師を年間200日以上務める。著書『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』(産業能率大学出版部)は7刷を重ねるロングセラー。「情熱的でドラッカー愛に溢れる講義は、まるでドラッカーのイタコだ」と支持する経営者が後を絶たない。



