「今のうちに、次の一手を打ちたい」。その思いを、誰と話していますか。
主要な取引先からの注文は、今日も入っている。社員は忙しく、目の前の仕事に懸命に応えている。それでも社長には、気にかかることがある。主力市場がこのまま縮んだらどうなるのか。引き合いが増えている別の分野に、今こそ打って出るべきではないか。
ところが、いざ幹部会議で切り出すと、営業からは「まずは長年のお客様を大切にしたい」、製造からは「今の納期を守るだけで精いっぱいです」と返ってくる。どちらも、会社の信用を守ってきた人たちの本音です。
「変化はコントロールできない。できるのは変化の先頭に立つことだけである」P・F・ドラッカー『ドラッカー 365の金言』
変化の先頭に立つために、社長は何を決め、幹部には何を任せるのか。御社で実際に起きていることを一つ、テーブルに載せるところから始めます。
ドラッカーの7つの原則を、御社の三つの変化につなげます。
① 今いる社員の強みを活かし、一人ひとりが顧客に貢献できる会社へ。
「うちには新しい仕事を任せられる人がいない」。そう感じたとき、私が社長に伺いたいのは、「お客様が困ったとき、真っ先に名前が挙がる社員は誰ですか」ということです。
「成果をあげるには、人の強みを生かさなければならない。」P・F・ドラッカー『経営者の条件』
例えば、難しい注文が来るたびに相談される技術者がいる。その人の仕事をよく見ると、お客様がうまく言葉にできない要望を聞き取り、作れる仕様に変えている。そこまでわかれば、営業と一緒に企画段階から提案に入るという、新しい役割が見えてきます。
村瀬は、社員が実際に力を発揮した場面を、社長・幹部と振り返ります。誰のどんな強みを、どの仕事に活かすか。どこまで任せ、周囲がどう協力するか。社員を大切にするという社長の思いを、具体的な仕事の任せ方に表していきます。
② 市場の変化に成長機会を見いだし、新しい顧客を創造する会社へ。
次の成長市場を考える材料は、すでに御社の受注記録や営業日報にあるかもしれません。
例えば、得意先の工場移転で、長く続いた量産品の注文が減り始めた。一方、取引のなかった業界から、短納期の試作相談が続いている。月次の売上表では、後者はまだ小さな数字です。けれども、別々の会社が同じ理由で御社を訪ねてきたとしたら、そこには確かめる価値があります。
「事業の目的として有効な定義はただ一つである。顧客を創造することである。」P・F・ドラッカー『現代の経営』
なぜ今、この業界で試作が増えているのか。なぜ、その仕事が御社に来たのか。必要とされているのは加工技術か、短納期か、それとも設計の相談に乗れる技術者か。
村瀬と幹部が、市場構造の変化と、御社に起きた「予期せぬ成功」を重ねて考えます。有望な仮説が見えたら、候補先を訪ね、試験提案を行い、反応を確かめる。こうして、次に力を入れる顧客・用途・販路を具体化していきます。
③ 先代から受け継いだ強みを土台に、あなたの代の成長路線を描く。
後継社長にとって、始める決断と同じくらい重いのが、やめる決断です。先代の時代に成果を上げた仕事には、お客様との約束があり、それを支えてきた社員の誇りがあります。
だからこそ、何を受け継ぐのかを丁寧に見極めます。長く続けてきた製品の生産を縮小しても、そこで培った品質への信頼や、難しい相談を引き受ける技術は、次の市場で活かせるかもしれません。
「すぐれた人材を昨日に縛りつけていたのでは、彼らに活躍させることはできない」P・F・ドラッカー『明日を支配するもの』
守るべき価値は何か。役割を終えた仕事は何か。そこで生まれる人と時間を、どの挑戦に振り向けるのか。ドラッカーの「廃棄と集中」を、御社の実際の意思決定に使います。
社長が「自分の代では、ここに力を注ぐ」と、その理由を自分の言葉で語れる。幹部からも「それなら、このお客様には私が会いに行きます」と声が上がる。そこまで進んで初めて、新しい成長路線が会社の仕事になります。
村瀬が入るのは、社長が決める場と、幹部が動き出す場です。
社長との面談で、私が大切にしているのは、その方が何を目にし、何を感じて、会社を変えたいと思ったのかを伺うことです。そこには、方針書の言葉だけでは幹部に伝わりにくい、経営判断の出発点があります。
例えば、「新しい販路を開拓する」という方針。その背景には「この技術をずっと磨いてきた社員に、もっと力を発揮できる仕事を任せたい」という社長の思いがあるかもしれません。それを聞けば、幹部会議で考えるべきことも変わります。営業だけに開拓先を考えてもらうより、技術者にも加わってもらい、「どんな相談なら、わが社がいちばん役に立てるか」と問う方が、よい案が生まれます。
ドラッカーの問いで社長の考えを深める。人材育成の経験を活かし、その意図を、幹部や社員が自分の仕事に引き寄せて考えられる言葉にする。ここが、村瀬弘介のコンサルティングの持ち味です。
「社長の想い」が、組織の変化につながっています。
「全社員に理念を浸透させ、顧客志向の社員になってほしいと考えてきましたが、なかなか思うようにいきませんでした。村瀬さんの研修は、組織がお客様志向へ変わるきっかけになり、会議でも『患者様のために』という声が多く聞かれるようになりました。社長と幹部が一枚岩となってベクトルがあい、共通言語によって、組織改革がスピード感をもって進むようになりました。二代目社長で、先代の社風や社歴がありながら、先代とは違ったイノベーションを起こしていきたい社長に、村瀬さんのコンサルティングは向いていると思います。」
株式会社トラストファーマシー
代表取締役 田中 一成 様
「研修前は、会社に将来への危機感が乏しく、社員の成長も停滞している気がしていました。会社として一皮むけたいと思い、管理職以上にドラッカーの7つの原則研修を実施しました。ドラッカーを軸に経営チームとして原理原則を共有でき、社長と幹部の間に共通言語ができて、新しい取り組みに取り組みやすくなりました。『予期せぬ成功』などは定期の会議に取り入れ、新規サービスのヒントとして活用が進んでいます。今後の成長に向けて、一歩進んだ手ごたえを感じています。」
後藤設備工業株式会社
代表取締役 後藤 真一郎 様
「激動する経営環境の中で、今のビジネスモデルのままでよいのか、という悩みがありました。社員が生き生きと働き、その力で業績を伸ばしたいと考える中、村瀬さんのセミナーで、ドラッカーこそ人を活かす経営だと気づかされ、これはまさに私の目指す会社像だと感じました。人の弱みの矯正ではなく強みを伸ばす適材適所の配置を行い、自社の強みに価値を感じてくださるお客様をターゲットに、向かうべき経営の方向性が明確になりました。まるでドラッカーから直接コンサルを受けているように、これまで考えもしなかった挑戦的なアイデアがあふれてきます。」
新日本工業株式会社
代表取締役 椎橋 健司 様
「村瀬さんが強調された、マーケティング・イノベーション・顧客第一志向という3つの原則が、特に心に残っています。経営の正しい考え方が根付いた人を育てたい、これからも大事なのはこの3つだと考えると、今後の成長が早くなると確信しています。コンサルティングの後は、厳しい課題がある時も「それはお客様が言っているのだから、やれるように考えようよ」と、社員が前を向いて社長の意見を代弁してくれるようになりました。今後は各事業部の分社化を考えており、その経営リーダーの思考に村瀬式のドラッカーをしっかり入れ込めたことが、最大の収穫です。」
株式会社町田電機
代表取締役 町田 龍 様
村瀬弘介の研修・コンサルティングを受けられたお客様の声です。掲載文は、ご提供いただいた推薦文をもとに要約・編集しています。
毎月の進め方
社長個別面談/月1回・90分
新市場への進出、既存事業の見直し、幹部への権限移譲など、いま判断したいテーマを一つ取り上げます。市場で起きている事実、自社の強み、取り得る選択肢を整理し、社長が決めることと、幹部の意見を聞きたいことを明確にします。
幹部会議支援/月1回・約2時間
村瀬が会議に同席し、そのテーマに関わるドラッカーの原則を、御社の仕事に即して共有します。幹部から現場の事実や懸念、提案を引き出し、誰が、いつまでに、何を試すかを決めます。
月中の確認・翌月の振り返り
お客様に会って何がわかったか。任せてみて、社員のどんな強みが見えたか。実践した結果を持ち寄り、続けるか、修正するか、次の投資に進むかを判断します。
支援内容・期間・料金は、御社の状況と、社長が実現したいことを伺ったうえでご提案します。
あなたの代で、最初に動かしたいことをお聞かせください。
「最近、思いがけない業界から引き合いが来る。この機会をどう育てるか考えたい」
「あの幹部に、そろそろ次の事業を任せたい」
「変えたいことはある。先代を支えてきた社員に、どう切り出せばよいか迷っている」
無料相談では、そんなお話を一つお持ちください。ドラッカーの「人を活かす経営7つの原則」による経営診断を通じて、御社が活かせる強みと、市場の変化から見える成長機会を一緒に整理します。
相談の最後には、「どのお客様に話を聞くか」「次の幹部会議で何を取り上げるか」など、御社で踏み出せる最初の一歩を、村瀬弘介とともに具体化します。
ドラッカーの7つの原則による経営診断付き
お電話 03-3833-3620(受付 9:00〜17:00/平日)
メール info@japanleadership.net
