「強いチームを作るために、気をつけるべきことはありますか?」-クライアントの経営者の方の質問です。
 

強みをつなぎ合わせ、弱みは中和する

 
チームを作るために、踏まえるべきドラッカーの2つの名言があります。

  1. 「メンバーの強みを発揮させ、弱みを無くすことがチームの目的である。」
  2. 「人が成果をあげるのは、強みによってのみである。」 

「弱みはいくら克服しても、平凡レベルになることさえ疑わしい、強みに集中し卓越せよ。」(プロフェッショナルの条件)

メンバーの強みをつなぎ合わせ、弱みを中和する。強みの上に強みをきづく、のが、最強のチームです。

ところが、多くのリーダーは部下の弱みばかり見てしまいます。
あいつはできない、ここが苦手だ、いくら言っても一向にやらない・・・と。
人の弱みに集中してしまいます。
 

強みに焦点を当てなければ、成果は生まれない。

 
これは、リーダーがはまる罠です。
強みに焦点をあてなければ、成果は生まれません。
弱みを見ることから生じるものは、成果を生まないチーム、うつ病の社員だけです。
弱みに集中すれば、問題が生まれるだけなのです。

強みが鍵です。
成果を上げる社員になるためには、強みに集中してもらう。
また強みを中心に活用する組織文化を作る必要があります。
 

強みを自覚してもらう

 
メンバーに強みを活かしてもらうためには、強みを自覚してもらう必要があります。
強みとは、人より自然にうまくできること。
意識して見出さなければ、自分の強みには気づかないことが多いのです。
 

強みを見出す実践プラン(ホメホメ会議)

 
次の実践プランを実施します。
ホメホメ会議で、他の人から強みを探してもらい、自覚する。

グループで、今回はA君の強みを皆でいってあげましょう。
と付箋紙にA君の強みを書き出し、客観的に説明してあげます。
(人よりうまくできることで、お客様の役にたっているものが強みです。)

この会議をすれば、自分の強みがはっきりわかります。
またメンバーは強みを、積極的に活用することを考えるようになります。

チームの成果は、メンバーのエネルギー(強み)をいかに爆発させるかにかかっているのです。
 
強みを使い、弱みはチームで中和することこそが、チームを強化するポイントです。

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