現代日本において、会社を存続させるために、経営者が解決すべき最も重要な課題が「社員の離職」です。

「優秀な社員の離職に悩んでいる」

「社員が辞めない会社にしたいが、何から始めればいいかわからない」

このような経営者の悩みを解決につなげるための思考法を2大原則として紹介していきます。  

今後は優秀な人材確保がさらに難しくなっていく

やりがいのある仕事をしている社員たち

日本国内でビジネスを続ける場合、優秀でやりがいを感じながら働く知識労働者を確保し続けることは、さらに難しくなっていくと考えられます。

なぜなら、労働人口の減少や副業、転職市場の活発化により終身雇用が困難になるからです。

 

人材の確保が難しくなるなか、社員が辞める悩みを改善するために、採用広告にコストをかけることは根本的な解決とは言えません。

長期的に成長する、強い組織づくりを行うには、ドラッカーの人を活かすマネジメントをもとにして、働きがいのある組織づくりをすること必要です。

優秀でやる気のある社員を辞めさせず、長期的に成果を上げつづけてもらうかを考えることは、社長の成長戦略として大切なことです。

社員の離職率を下げるために、社長は何をしていけばいいのかをドラッカーの思考をもとに解説します。

優秀な社員の離職を減らす!ドラッカー思考の2大原則

離職を減らす方法を理解して実践するには、ドラッカー思考の2大原則を応用した思考法が大切です。

1:マーケティング的な視点で、社員からみた自社の魅力を増大させる
2:使命感・大義を確立し、ボランティアの思考でも働いてもらえるくらいの会社にする

この2つのドラッカー思考を理解し、実践することで、強い組織づくりを行えます。

ドラッカー経営の実践は、知識労働者の離職率を減らすことにつながります。

それぞれを詳しく解説します。

ドラッカー思考1:マーケティングの視点で、社員に対する自社の魅力を増す

経営者が社員の離職率を減らすためには、まず、マーケティングの視点で社員に、自社の魅力を明確に伝えることが大切です。

マーケティングとは、「市場からの目線を持つ事、そして顧客を深く理解すること」です

つまり、社員の目線から組織の魅力を知り、伝えることこそ、社長が、採用戦略において、行うべきマーケティングなのです。

 

社員を採用する際、自社目線だけで、こんな人はこないかなと考えるのは適切ではありません。

社員の目線から「働く社員にとって、自社は魅力的な会社なのか?」を意識することが重要です。

労働者・市場目線で、社員が長期的に働く価値のある会社であることを伝えていくことがが必要になります。

ドラッカー思考2:使命・ビジョンを明確化し、ボランティアの感覚で働いてもらう組織をつくる

続いて、 「知識労働者の雇用にはボランティアと同じ思考が必要である」とドラッカーは言います。

ボランティア活動を行う人々は、待遇や地位に惹かれて働いているわけではありません。

では、なぜボランティアを行うのでしょうか?

使命感・大義・社会に与える価値に惹きつけられているからです。

知識労働者を惹きつけるためには、会社が存在する使命と大義、ビジョンを社員に伝えることが大切になるのです。

会社の方向性に対して「why=なぜ」の問いを繰り返すことで、組織の持つ大義・ビジョンが明確となっていきます。

社員に「なぜ、何のためにこの仕事をやるのか?」という使命感を与えることで、離職率を減らすことにつながるのです。

5年後、10年後の会社が、社会にどのような影響を与えているか、社会にどのような価値を生み出しているのかを明確に打ち立てて社員を鼓舞していきましょう。

「大義がなければ社員は動かない」のです。  

ボランティアスタッフ

まとめ

この記事では、社員の離職を減らす!ためのドラッカー思考の2大原則を解説してきました。

社員の目線でマーケティングを行い、働きがいのある組織を実現すること、そして、ボランティアと同じように給与や待遇以外の面で、仕事にやりがいを与える思考が重要です。

この思考を実践することで、社員が辞める会社を防ぎ、離職率を減らすことができるでしょう。

もし、あなたの会社が社員にどのように見えているのか?が不明確な場合、

また、どのような使命感・働きがいがあるかが、社員に明確に伝わっていない方は、会社の存在意義を見直し、明確化して社員に伝えていくことが必要です。

 

村瀬式・ドラッカーセミナーでは、組織にどのような使命・ビジョンがあるのかを根底から定義し、社長の魂が伝わり、働きがいが増す経営戦略・ビジョンを作り上げるお手伝いをしています。

社員が辞めることにお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

優秀な社員の離職率を減らす!ドラッカー思考の2大原則【マネジメント・組織づくり】については、以下の動画でも解説しています。

■社員が辞めない・強り組織づくりのためのマネジメント・人材育成を学ばれたい経営者の方は

「組織に優劣があるのではない。マネジメント(経営)を学んでいるか、学んでいないかの違いである。」とドラッカーは言います。

社員が辞めない・長期的に成長する強い組織をつくるためには、ドラッカーのマネジメントを理解、実践する教育が有効です。

ドラッカーを導入することで、挑戦的な経営チーム、マネージャーを育て、起業化的な組織をつくることができます。

組織にドラッカーマネジメントを浸透させる人材育成のスキルを勉強したい方は、「ドラッカー経営を実践できる・3時間セミナー」がお勧めです。

 

【経営者・人材育成部門役員限定の講座】 社長のビジョンを確立し、経営チームを育成し、組織に火を付ける、 村瀬式・ドラッカー流・最強マネジメント原則の実践法が分かります。

 

■ドラッカーセミナー ドラッカー各種講座 開催情報

ドラッカーの伝道師と呼ばれる村瀬弘介の情熱のセミナーです。
まずはセミナーのプレ動画をご覧ください。

 

バナーをクリックすると各講座の詳細ページに移動します。
【1日で分かる!ドラッカー・感動マネジメント講座】

ドラッカーのマネジメントが1日で、感動から理解できる日本一情熱的なセミナー。
マーケティング・イノベーション・リーダーシップ・マネジメントという経営の原理原則と実践法を1日で学ぶことができます。

 

【ドラッカーの経営戦略・完全マスタリーコース】

ドラッカーの経営戦略5大書籍をマスターし、実践する連続セミナー
書籍(マネジメント・イノベーションと企業家精神・経営者に贈る5つの質問・創造する経営者・経営者の条件)の徹底理解と組織での実践法がわかります。

 

【ドラッカー理論による 経営計画策定セミナー】

 

【対象者:経営者・経営幹部・上級管理職】
最高業績を出せるドラッカー理論に基づき、社長のビジョンの明確化、自社の戦略の策定、経営計画への落とし込みができる2日間の集中セミナー。
弊社代表コンサルタント・村瀬弘介と社長様が一日をかけ、共に戦略を考えることで、ビジョンを具体化して「明日から使える経営計画書」を作成します。

 

【ドラッカー理論による新入社員セミナー】

【対象者:新入社員】
通常の新人研修では得られないビジネスの本質と挑戦するリーダーシップを得て即戦力の新人を手に入れる/本質のドラッカー理論による新入社員1日セミナー。ビジネスの本質と成果を上げる方法をマスターできる講座です。

 

【ドラッカー研修・ドラッカーコンサルティング】

 

ドラッカーの原理原則を組織に導入し、強力な組織の共通思考モデルを創りあげる日本で唯一のドラッカー研修です。
社長の判断軸、経営トップマネジメントチームの育成、マネージャーのリーダーシップ向上など社長へのコンサルティングと研修を組み合わせ、卓越した業界首位企業を実現します。

 

【ドラッカーセミナー・研修の豊富なプログラムについてはお問合せ下さい】

日本リーダーシップ・オブ・マネジメント㈱には、ドラッカー理論による経営幹部研修・役員研修・管理職研修・マネジメント研修・マーケティング研修・イノベーション研修・リーダーシップ研修・生産性向上研修・経営戦略策定・経営コーチング・後継者育成等、ドラッカーを活かせる豊富な研修プログラム・セミナーがあります。

 

フォーム・お電話からお気軽にお問合せ下さい。(ドラッカー導入のご相談は無料です。)

 

【Youtube:ドラッカーセミナーチャンネル・無料動画170本以上】

チャンネル登録頂くと毎週追加動画更新情報が届きます。

 

【ドラッカーで最高業績を生む経営情報が週に一回届くドラッカーメールマガジン】

【ドラッカーメールマガジン:登録は下記リンクより】
メールアドレスを入れるだけで手続きは簡単です。