コンサルティングの現場で、村瀬さん、わが社は、働き方改革の中で生産性を上げることが余儀なくされていて・・何かいい手段はないですか? という質問を頂きます。

今回は、ドラッカーを使って組織の生産性を圧倒的に高める方法を解説します。

ドラッカーが教える生産性を圧倒的に高める重要な5つの重要ポイントとは?

ドラッカーは成果を上げることは、身に付ける事のできる技術であり、それは知っているかしらないかの違いであると言います。

成果の上がっている人は、成果のあがるように仕事をしているだけであり、成果のあがらない人は、成果の上がらないやり方で仕事をしているだけなのです。

今回は、組織の生産性を高めるために重要な、ドラッカーの5つの原則を解説します。

成果志向の組織を創るには、この5つの原則が参考になります。この原則を忠実に実行すれば成果は必ず上がります。

私もこの原則を実践し売上げを数倍伸ばしました。

【ドラッカーが教える成果を上げる5原則(ドラッカーの経営者の条件より著者抜粋)】

①成果を明確に定義する
②まとまった時間を取る
③集中する
④強みを活(い)かす
⑤貢献意識を持つ

成果を上げる原則①:成果を明確に定義する

成果を上げる人は自己の成果が何か明確に分かっていなければ成果を上げようがありません。これを「成果明確化の法則」と呼びます。

成果を意識して働いている人はわずかです。ほどんどの人はそのあたりのことを明確にせず仕事をしていて、成果を意識せず、なんとなく働いています。きびしい言い方かもしれませんがこれは事実です。

経営者は朝礼の時、社員に向けて「あなたの今日の仕事の成果は何ですか?」「あなたの仕事の最重要事項は何ですか?」と問いかけてみて下さい。

成果を明確に意識できていない人は、この質問に答えられません。この質問にしっかりと答えられる人は成果を明確に意識して、成果に向かって仕事をしている人です。

成果は明確に定義をしてはじめて上がるものなのです。特に、やることがあまりに多く、タスクが複線的に錯綜する、ビジネスの現場では、成果(=行うべきこと)を明確に定義していなければ、成果を上げることはできません。

成果を明確にすることではじめて、成果に向けて集中することができ、成果が上がります。

行うべきでないことを、いくら効率的に行っても決して成果は生まれません。つまり、「成果につながる正しい行動かどうか?」を、まず考える必要があるのです。

成果につながらない、緊急の忙しいだけの仕事は最小化します。

次に原則②と③を解説します。

成果を上げる原則②:まとまった時間をとる・原則③:集中する

私は、時間こそが最大の資源であり、成果を上げる鍵だと考えています。

ドラッカーも著書の中で、成果を上げる人は仕事からスタートせず時間からスタートするものであると述べています。(ドラッカー・経営者の条件)

実際、知識労働者が成果を上げるには、「まとまった時間」をとり、集中する必要があります。これは現代のオフィス環境ではとても難しいことです。

オフィスに来た瞬間、生産性は著しく下がる

出勤時にタスクを90分で終えようと思い出社して、始業から90分たった時に、タスクが半分も終わっていないという人がほとんどです。

オフィスに入った瞬間に、上司・部下・顧客からの相談・社内の回覧・メールなどによって私たちの持ち時間はあっという間に奪われ、分断されていきます。

資源である時間は、オフィス内の時間泥棒に虫食いにされ、90分の仕事を終えるのに午前一杯かかるということが起きるのです。

時間を細切れにすれば時間の持つエネルギーは落ちて成果は上がりません。

まとまった時間に集中するから成果が生まれるのです。

90分のまとまった時間は90分の成果を生みます。

しかし10分ごとに分断されてそれを9回とったとしてもその成果は半分にもならないでしょう。

オフィスが成果を出しにくい環境だからこそ、意識して集中しなければ成果は上がらないのです。

オフィスの特性を理解し、いかに時間泥棒に時間を奪われないようにするか、また自分も時間泥棒にならないようにするかという意識が重要です。

成果を上げる原則④:強みを活かす

弱いこと、苦手なことで、成果を上げることほど難しいことはありません。

成果を上げる人は「自らの強み」を認識し、自分にとって「得意なやり方」で仕事をしています。
仕事のやり方について、皆が同じ働き方をする必要はありません。

皆、それぞれ得意とする働き方は決まっており、それは仕事につく前から、性質的にあるものです。自らの得意なやり方を見つけ、そのやり方で成果を上げればいいのです。

ドラッカーも、成果を上げるということは強みによってのみ行うことができ、弱みによって何かを行うことはできないとした上で、さらに苦手なこと(弱み)の改善に時間を使うよりも、自分の強みに集中するべきだと言っています。

■強みに集中する

元大リーガーの松井秀喜選手は、ホームランを打つという「強み」に「集中」するから、スター選手になれたのであり、バントや進塁打など全てが得意だったわけではありません。

競争の厳しいスポーツや芸能の世界で卓越した成果を上げる人は自らが得意とし、一番になれる強みに集中しているからこそ他の人が及びもしないような成果を生み出せるのです。

■強みを見つける

成果を上げるには自分の強みを知らなければいけません。
しかし現実にはほとんどの人が自分の強みについて明確に認識してはいません。
強みというのは、自分には自然とできてしまうものなので、明確に強みだと分かっていない人がほとんどです。そのために2つの方法で強みを探し出してみて下さい。

【強みを見つける2つの方法】

①周囲の人(数人)に聞いてみる

②ここ半年の仕事を振り返ってみる

①周囲の人に聞く

強みを自分で認識できないならば、働く仲間や顧客に聞いてみるのが一番です。

成果を上げる原則⑤:貢献意識を持つ

最後に必要なものは「貢献意識」です。成果とは自分が顧客や、働く仲間から自分は何を求められているのかという視点、自分は何のためにこの会社に雇われているのかという視点があってはじめて分かるものです。

成果は自己の視点ではなく「外部からの視点 」でないと分からないのです。そして成果を上げるためには、自分の好きなことではなく、自分が組織に求められていることを為(な)さねばなりません。

これはマーケティングと全く同じ考えです。

視点を外部、相手方に移して貢献(マーケティング)を意識してはじめて成果を上げることができるのです。

この原則を全社で実践すれば、組織が成果に集中し、成果志向に進化します。

今回は成果をあげるドラッカーの5つの原則について解説しました。
是非、この5つの原則を活かし、組織の生産性・成果を高めて下さいね。

今回のポイント

成果を上げることは習慣であり、誰でも身につけることができる。

①成果を明確に定義する
②まとまった時間をとる
③集中する
④強みを活かす
⑤貢献意識を持つ

 
 

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