まずはドラッカー解説映像の集大成をご覧ください。
われわれは、なぜ学ぶのでしょう?
利益・売上・成長、時代についていくためでしょうか?
今日は、ドラッカーをより広くみて、学問の本質について考えます。
人はなぜ、学ぶのでしょうか?
ドラッカーを学び、人間を活かす経営を学び、私が今が行きついた、一つの結論が以下のものです。
【人はなぜ学ぶのか?】
人間が学ぶのは、人格の向上のためである。
毀誉褒貶によって、自己が揺らがない、絶対的な軸を持つためである。
どんな困難が来ても、苦難がきても、
豊かな時も、不遇な時も
自分の人格を高め、明日へと生きるために。
我々は学び、どんな状況をも、魂の肥やしとするのである。
すべては魂を高め、人格の永遠の向上へと続くための、研磨石にすぎない。
迷わず、原理原則を学び、さらなる人格、そして経営の向上を目指すのである。
ドラッカーの経営は、人間中心の経営。
マメジメントは人のことである。
経営において最重要なものは人間であり、人間の向上にあると語ったドラッカーの経営論は
すべての経営者が学ぶべき、人間を中心に置く、学問の本質中の本質です。
人間が中心にある学問とは、学問の中でもっとも大切な学問なのです。
人を信じ、人に期待し、経営の進化に期待した、真のリーダードラッカー。
その高尚な視点は、全てのリーダーの視点をさらに高い次元にシフトし、
経営に邁進し、使命観をもって明日の経営に挑戦させてくれます。
さあ、我々は学びましょう。
苦しい時や、不遇の時、そのような時代こそ。
どんな事があっても揺らがない原理原則を学び、常に高い山頂を睨み続けるのです。
すべてはあなたの魂の進化、人格の成長のため。
晴れてようが、雨だろうが、我々は成長の道を歩みましょう。
不撓不屈で、どんなことがあっても決して倒れず。
人生をかけて経営に挑戦し続けましょう。
原理原則を生き抜いたあなたの人生には
誰もがなし得ぬ、あなただけの金字塔が立つのです。
さあ、悪天候の中でも、一歩でもいいから今日進むのです。
倒れるなら、前のめり、そしてまた立ち上がるのです。
挑戦すること、前進することに最大の価値を置くのです。
マネジメントは人のことである。
それは人を活かした経営リーダーとしてのあなたの生きざまです。
迷わず、原理原則を胸に進みましょう。
この記事でまとめたこと
■現場のアクションプラン
【1】毎月一冊、経営の原理原則に関する本を読み切る
流行りの手法本ではなく、時代が変わっても通用する原理原則の書を選ぶ。読んだら必ず、自社に当てはめて「では明日、何を変えるか」を一つだけ書き出す。学びを行動に変える習慣が、人格と経営を同時に鍛えます。
【2】学んだことを、幹部や社員に自分の言葉で語る場を持つ
人に教えるつもりで学ぶと、理解は一段深まる。朝礼や勉強会で、学んだ原則を自分の言葉で伝えてみる。社長が学び続ける姿そのものが、社員にとって何よりの教材になります。
【3】不遇の時こそ、学びを止めない
うまくいかない時ほど、目先の対処に追われて学びが止まりがちです。そういう時こそ、あえて本を開き、原理原則に立ち返る。困難の中で得た学びは、順風の時の何倍も深く身につきます。
■成果につながる方法とそうでない方法
| 成果につながる方法 | 成果につながらない方法 |
|---|---|
| 時代が変わっても通用する原理原則を学ぶ | 目先の流行りの手法だけを追いかける |
| 学びを人格の向上につなげる | 知識を増やすこと自体を目的にする |
| 学んだことをすぐ自社で実践する | 「分かった」で満足し行動に移さない |
| 不遇の時こそ学びを深める | 忙しさや不調を理由に学びを止める |
| 社長自ら学ぶ姿を社員に見せる | 部下にだけ勉強を求め自分は学ばない |
■経営者へのメッセージ
なぜ学ぶのか。その問いに、多くの方は「業績のため」「時代に遅れないため」と答えます。もちろん、それも一つの理由でしょう。けれど、学びの本当の値打ちは、もっと深いところにあると私は思っています。
学びとは、何が起きても揺らがない自分の軸をつくる営みです。ほめられても、けなされても、うまくいっても、行き詰まっても、その一つひとつを自分の肥やしに変えていく。そうやって少しずつ人格が磨かれていくとき、経営もまた、静かに、しかし確かに強くなっていきます。
社長が学び続ける姿は、どんな号令よりも社員の心を動かします。トップが原理原則に立ち返り、真剣に自分を高めようとしている。その背中を見て、社員もまた学び始めるのです。
焦る必要はありません。今日、一冊の本を開く。学んだことを一つ、明日の仕事に生かしてみる。その小さな一歩の積み重ねの先に、あなたにしか築けない金字塔が立ちます。
■参考にしたい学びに関する名言
「未来を予測する最良の方法は、それを創り出すことである。」
── ピーター・ドラッカー
「学びて時にこれを習う、亦説ばしからずや。」
── 孔子『論語』
「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し。」
── 孔子『論語』
「道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。」
── 松下幸之助
■クライアントの実践事例
そこで私は、流行りの手法本をいったん脇に置き、経営の原理原則を書いた一冊を、毎朝十分だけ読むことをお勧めしました。読んだら、自社に当てはめて気づいたことを一行だけノートに書く。それだけを続けていただいたのです。
半年ほど経った頃、社長さんの言葉が変わってきました。目先の売上に一喜一憂するのではなく、「うちは何のために事業をやっているのか」を、社員に落ち着いて語れるようになっていた。学びが、社長ご自身の軸をつくり直したのです。
不思議なもので、社長が揺らがなくなると、社員も腰を据えて働くようになります。E社は、派手さはないけれど、確かな足取りで再び伸び始めています。
■学びに関してよくある質問と実践へのアドバイス
Q. 忙しくて、勉強する時間がまったく取れません。
A. まとまった時間は要りません。毎朝十分、一ページでも構わないのです。大事なのは量より続けること。決まった時間に、決まった場所で開く。この習慣さえできれば、一年で驚くほどの蓄積になります。
Q. 何を学べばいいのか分かりません。
A. まずは、時代が変わっても通用する経営の原理原則から始めてください。流行りの手法は次々と移り変わりますが、原理原則は一生の財産になります。迷ったら、ドラッカーの一冊を手に取ってみてください。
Q. 本を読んでも、すぐ忘れてしまいます。
A. それでいいのです。忘れて当然。大切なのは、読んだ内容を一つでも自社で試すことです。行動に移したことだけが、本当の意味で身につきます。知識ではなく、実践が記憶に残るのです。
Q. 社員がなかなか学ぼうとしません。
A. 号令をかける前に、まず社長ご自身が学ぶ姿を見せてください。トップが真剣に学んでいる会社では、社員も自然と学び始めます。人は言葉ではなく、背中を見て動くものです。
なぜ、今の管理職研修だけでは組織は変わらないのか
ここまでお伝えしてきた考え方や実践法は、確かに組織を変える力を持っています。ただ、正直に申し上げると、個人の工夫や一度きりの研修だけでは長続きしないことも多いのです。担当者が代われば元に戻り、忙しくなればまた元のやり方に引き戻される。そんな会社を、私は数多く見てきました。
変化の遅い時代は、決められたことを回す「管理する管理職」でよかった。しかし今、求められているのは、経営者と視点を合わせ、一丸となって組織に変化を生み出すチェンジリーダーです。生産性、部下育成、理念の浸透——管理職が抱える課題の根本を解くヒントは、すべてドラッカーにあります。だからこそ、普通の管理職研修ではなく、ドラッカーを学ぶ研修が必要なのです。
難解なドラッカー理論を、中小企業がすぐ実践できる「仕組み」に
とはいえ、ドラッカーは難解です。言葉を抽象的に学ぶだけの研修やセミナーは「難しいだけ」で終わり、中小企業の現場では使えないことがほとんどです。
そこで村瀬弘介は、ドラッカーの理論を、中小企業がそのまま実践できる形に体系化しました。それが「村瀬式・ドラッカー7つの原則」です。導入企業は257社以上、土台となる書籍(産業能率大学出版部)は7刷のロングセラーになっています。
「分かる」だけでなく「腹落ちする」研修
知識を詰め込むだけの研修とは違います。受講した社長・管理職の方が、その場で自社の課題に置き換え、「明日、これをやろう」と動き出す。情熱と感動を伴い、心から腹落ちする——それが村瀬式の研修です。これまでの受講実績は1,520名以上。「社長の魂に火がつく」と言っていただくことも少なくありません。
管理職が育てば、組織そのものが変わっていく
一人の管理職が変われば、チームが変わります。チームが変われば、次世代の幹部が育ちます。そして組織全体が、自ら成果を生み出す集団へと変わっていく。管理職研修・社員教育は、その変化の連鎖の起点です。
ドラッカーの原理原則を組織に導入し、成果に集中する強い組織をつくる。それが、村瀬式・ドラッカーの管理職研修です。対象は経営者・経営幹部・上級管理職・マネージャー。社長の判断軸づくり、経営チームの育成、管理職のリーダーシップ向上を、コンサルティングと研修を組み合わせて実現します。
貴社の管理職研修・人材育成の課題に合わせたご相談も承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。研修の詳細はこちらのページをご覧ください。
ブログ執筆者:ドラッカー専門の経営コンサルタント 村瀬弘介
中小企業向けに、難解なドラッカー理論を「そのまま実践できる仕組み」へと体系化した「村瀬式・ドラッカー 人を活かす経営7つの原則」を提唱。導入企業257社以上、受講者1,520名以上。全国の商工会議所・経営者団体などでのセミナー講師、上場企業・中堅企業での研修講師を年間200日以上務める。著書『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』(産業能率大学出版部)は7刷を重ねるロングセラー。「情熱的でドラッカー愛に溢れる講義は、まるでドラッカーのイタコだ」と支持する経営者が後を絶たない。



